Wednesday, 22 February 2012

ダンスを学ぶ

Critical Pathwaysという,プログラムをIndependent Danceでやっています。

昨日が全6回のうち,3回目。
毎週火曜日の夜に集まって,
Rosemary Butcherという著名な振付家がメンターとして
5組の中堅若手振付家のつくる作品についてコメントします。

作品を作り上げることを目的とはしておらず,
お互いに迷いつつ悩みつつ創っているものの出来た所までを見せあって(勇気がいりますよ),
それをネタに討論することで,それぞれの考え,意識を高めるという学びの場です。

私は,富岡史さんと夏以来やっている,Crossingsに取り組んでいます。

今まで,その時その場の,インプロ・パワーに頼ってパフォーマンスを重ねて来たので,
今回は扱いたいものエッセンスを取り出して,
やっていることをはっきり見てみようと。

昨日の会では,
パフォーマーとしての意思,感覚,感情,と
作品全体の枠としての構成と
その間にある絶妙なバランスと
考えさせられるものでした。

どの部分に興味があり追究したいのか。

どの部分で自分は一番ワクワクして,満足感を感じるのか。

自分がダンスの何を,どのようにやりたいのか。

自分についても考えさせられます。

Sunday, 15 January 2012

Hofesh SchechterとAntony Gormley

日本でこの二人がどれだけ知られているかは謎ですが,
イギリスではかなり有名な人たちです。
Hofeshは振付家。Antonyは彫刻家。
この二人のコラボ作品 Survivorが今年の初ダンス鑑賞になりました。

ダンスと言っても,実はダンスはほんのちょっぴりで,
ヴィジュアル・コンサート
と呼んだ方が良い作品。

Hofeshはいつも自分の作品の音楽もつくってきたので,
今回は音楽に焦点をあてたかったそうです。
音楽学校の学生を含める30人のパーカッションと弦楽器と
100人以上のありとあらゆる形のドラムのコミュニティーからのメンバー。

パワフルで感情を揺さぶられる作品でした。

感情の流れを大事にして直感をたよりに創る
のがHofeshの作品の作り方と本人は言っていて,
そんなの当たり前のように聞こえるけれど,
作品をつくっていると,外から客観的に見れなくなってしまうことが
大抵なのです。

それを避けるために
私は日本から出て,ロンドンで勉強した
という部分があるのだけど,
分析しすぎになってしまったかなと思うここ最近。

いまこそまた,自分の感情に戻って
いったい何が掘り起こされてくるのか
そしてそれをどう見ている人とコミュニケーションさせるのか
ということを丁寧にやりたいなと思わされました。

とりあえずは7月頭に発表のあるコミュニティーメンバーとのプロジェクト
Crossings

丁寧に,コミュニケーションを大切につくっていきたいと思います。



Monday, 2 January 2012

元旦なべ


昨年初トライして味をしめたNew Year Nabe,こと元旦なべ。

新年はやはり日本らしく,日本のものを食べたい。
しかし,おせちをつくる腕も気力もない。

そんな私にもできるのが,
なべ。

今年は合計8名。イタリア人マフィアが5名と日本人やくざ(?)3名。

なべは一気に食べて終わっちゃうのでなく,
だらだら。
食べて。
待って。
しゃべって。
また食べて。
できるから良い。

だれも手持ち無沙汰になることなく,
かといって「話さなければ場が持たない」ような脅迫概念に襲われることもなく,
こうゆういろんな人たちが混ざって,
だらだら,わいわい,
やるには もってこい。

大成功でした!

普段はこうゆうのオーガナイズするの好きじゃないんだけど,
こんな元旦を過ごすのは最高だと思うので,
またやろっと。

ちなみに,中身のメインは鶏つくねでした。
それならロンドンでも材料調達できるもんね。

Sunday, 1 January 2012

2011年から2012年へ


あけましてめでとうございます。
今年もどうぞよろしくおねがいします。

今年の年賀eカードは,4月に日本を訪れたときに撮った一枚になりました。
旅した最南端。山口県は萩でのさりげない一枚。
日本の地主っぽい民家と,花と,そして電線。
青空を電線が分割している様子が日本独特で,
しかも幾何学的でおもしろい。

そうゆう日常に隠れている,さりげない面白さ,
視点を変えてみて見ること。

そうゆうのが実は,毎日を活き活きとすごすコツ。
アートが人や社会に提示できること。
人と社会を豊かにするもの。
なのではないかと。

気づけばそんなスタンスで,
ダンスに取り組むことに気づいた2011年でした。

ダンスに限らず。

ピラティスを教えていても。

普通に人と話していても。

そんなフレッシュな見方を発見し続けることのできる
自分でありたい2012年。

Sunday, 18 December 2011

このブログについて

気づいてみれば、このブログって2005年から続いているんです。

最初から
日本語で書くか?英語で書くか?
という問題があって、
理想的にはどちらでも書くと良いのだけど、
同じ内容を二度書いていると、
こっちが飽きちゃう。

2005年にはまだFacebookとかなくて、
ネット上で人とつながるには、ブログ。

なので、イギリスで活動している訳だし、
英語で書いとく?
って感じで、英語で書いたものが多かった。

今、もう一度、このブログの存在意義を考えて、
一番この場を活かすには
日本語で、日本の人に向けて
書いた方が良いでしょう。

ダンスをやっていて、人に知って欲しいものは
いついつ、どこで公演をしますよ、
と言うことより、
この広い社会で、「仕事」とも「趣味」とも言い切れないダンスを
自分がどうして続けているのか。

はっきり言い切れない理由がある。

ダンス、というのは、ある意味、思考活動で、
身体をとおして考えたモヤモヤを
書くと言う行為をとおして、別言語にかえることで
意識下に隠れていたものが、表面に浮かんできたりする。

このブログを書くことで、
そうゆう作業が出来たらいいなぁ、と。

自分のために。

そして、誰か日本で読んでくれている人がいたら、
誰かの意識に少しでも触ることができたら、
こんなに素敵なことはない。






Saturday, 3 December 2011

CROSSINGS (PRACTICE IN PUBLIC 4) @ Space for Change

Crossings
やってみたらPractice in Publicでもあることに気づいた。
かなり私の興味ばっちり。

もとから外の環境でやりたかったCrossings。
ついにその機会が。

Space for Change
というエキシビションの一部として
市場で踊りました。
市場と言っても、
産地直送の質の良いものを売っているオシャレな市場と
超一般市民が何でも1ポンドみたいな物を買う生活感一杯の市場と
全然雰囲気が違うのだけど、
今回は生活感一杯の市場。

ケンティッシュ・タウン

ディープです。
ここの市場の人はみんなフレンドリーで
おしゃべりで
ちょっと変わってる。

そんな市場で
ほとんどテーマを忘れたようなCrossingsを踊って、
「なんてゆうエクササイズ?それ?太極拳?ヨガ?」とか
「おー、俺がそんなことやったらひっくり返っちゃうよ」とか
「もうここではやらないでくれる?」とか
いろいろなことを言われながら
やりました。

私たちがやっているのは
決まったステップではないのに
「ダンスしてるね」
と母娘が認識しているのは、
ちょっとした驚き。

パフォーマンスしている私たちはそれに反応したり、しなかったり。
周りの人を気にしたり、しなかったり。
人の気をひこうとしたり、しなかったり。

何回かパフォーマンスをしましたが、
そのうち一回は建物内の階段でやりました。
まったく打ち合わせ無し。
人の出入りも多くなかったので、
結局1階の入り口から3階の展示室まで、
チョークでお絵描きしちゃいました。

これは全くマイワールドで、
お客さんのことをちらりとも見なかったけれど、
お客さんのほうが立ち止まって、じーっと
私のお絵描きの様子をみているのが
おもしろい。

ひょっとして
お絵描きみてるほうが、ダンス見てるより
辛抱強く見てるんじゃないの?

新しく発見した
不思議な現象。


ー詳細ー

Crossings
An observation on restless crossings in a city such as London and Tokyo.

[Space for Change exhibitiion]
http://spaceforchange.weebly.com

We will be performing outdoor with some interaction with people passing by.

26th November
Time: 1pm, 2.30pm
Location: Queen’s Crescent Market
169-175 Queen's Crescent, Kentish Town, London NW5 4DS

3rd December
Time: 2.30pm, 5.30pm, 7.30pm
Location: Queen’s Crescent Market and Parlour Gallery
169-175 Queen's Crescent, Kentish Town, London NW5 4DS




Saturday, 26 November 2011

CROSSINGS @ Newington Dance Space

ニューイントン・ダンススペース
というスタジオで
レジデンシーをさせていただきました。

3時間のリハ5回。
無料でスタジオを借りる代わりに
4月頃、5回「ダンサーのためのピラテス」
教えるという交換条件。

そんな関係で、レジデンシー終了後
ワークインプログレスの会で発表しました。

この日は日中市場で踊ってたから、
ややエネルギー終了気味。
同じCrossings。
違った場所で、違ったルールで。

正直言って、市場のほうが強烈で、
このスタジオ発表のことは考えてなかった。

ちょっと準備不足気味。
史さんとの打ち合わせと練習も
本当はもっとちゃんとできたかも。


ー詳細ー
[Newington Dance Space, Work-in- progress sharing]
http://www.newingtondancespace.com/

26th November, 7pm

231 Stoke Newington Church Street - Studio 4
London, N16 9HP