Saturday 23 January 2010

スポーツマッサージで身体バラバラ

ピラテスの教えの仕事で人の身体を見て分析するのは日常茶飯事なのだけど、実際に自分の身体をそうやってみてみることはなかったりする。多少の問題なら自分であれこれ試して治してしまったりするので、フィジオとかマッサージのお世話になることもない。

友達のGabbyがスポーツマッサージの資格を取る勉強をしているので、練習、ということで無料でマッサージしてもらう機会を得た。

もうコースも終盤だからか、Gabbyのマッサージは的を得ていて確実に効果があり、それはありがたいのだけど、同じ身体を扱う仕事をしている者としては、身体をどのように見て扱うかというところに興味がある。

そんなことを考えることになったきっかけは、同じ「ピラテス」と呼ばれるエクササイズを教えていても、同じスタジオで働くJさんと私の教え方はまるっきり違うぞ、と言ういわば頭痛の種があるから。その差は簡単に言ってしまえば

ー 身体を部位ごとに分けてみて足りない筋肉を強化する
か、
ー 身体全体を通しての連鎖運動をスムーズにし、無理な力の入らない動き方を学ぶ

かということで,これはどちらも必要な要素なのだけど、私は後者のほうが興味の対象なのです。だって筋トレってつまらない。

いわゆるメインストリームの医学は前者よりで、スポーツマッサージも同じ部類。
「この○○筋が凝ってるからほぐしましょう」
というのが基本的なアプローチ、と私は解釈している。(間違っていたら突っ込んでください)

それはそれで、○○筋のorigin(起点)がどこで、insertion(付着点)がどこ、ってばっちり覚えてて、その知識をもとにきっちり術を施すのは凄い。一つに固まっていた筋肉をほぐして、凝ってたこの一筋の筋肉をつまむ様は、さんまの丸焼きをお箸でほぐし、無駄なくきれいに骨だけ残して食べる過程を思い出さされた。

自分のはっきりと認識してなかった身体部位をそうやって掘り起こされると言うのは、面白い感覚。

私はやっぱりmovementが好きだから、こうゆうアプローチはとれないなあ,と思うけれど、ある意味究極の身体バラバラアプローチを経験できてためになった。
私の左足は右足より長いなんて知らなかったし。だから右の骨盤が落ちて、仙腸関節に痛みが出るのかな、とかこれからまたいろいろ推測して試すネタも出来ました。

試行錯誤はまた続く。。。

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